見える化のヒント
2024.10.28 / 2024.10.28
採用に悩む中小企業はこれをやるだけでOK!効果的な採用戦略とは?
この記事の監修
アクシス社労士事務所代表
岡田 勝義
社会保険労務士・弁理士
文系学部(経営)と理系学部(電気)卒、社会保険労務士資格と弁理士資格の取得、大企業、中小企業、地方自治体での勤務経験、人柄は「思い立ったら即行動」の体育会気質(大学ではスキー部)でありながらギター・映画・読書をこよなく愛する自称文化人。
現在は、アクシス国際弁理士法人に勤務しつつアクシス社労士事務所を立ち上げ、日々クライアントと伴走する二刀流コーチを行っている。
採用に悩む中小企業はこれをやるだけでOK!効果的な採用戦略とは?
中小企業の多くが直面している問題の一つが「採用の難しさ」です。大企業と比べて知名度や資金力で劣るため、優秀な人材を引き付けることが難しいと感じることも多いでしょう。
しかし、採用に成功するために大規模な予算や複雑な戦略が必要というわけではありません。
中小企業でも、いくつかのシンプルな施策を取り入れるだけで、効果的に人材を集めることが可能です。ここでは、中小企業が採用の課題を乗り越えるために
「これをやるだけでOK!」という簡単かつ効果的な採用戦略を紹介します。
- 自社の強みを見つけ、明確に伝える(最重要)
採用活動で最も大切なのは、**「自社の強みをしっかり理解し、それを求職者に伝えること」**です。中小企業には大企業にはない魅力があります。たとえば、以下のようなポイントです。
- フラットな組織構造で、すぐに経営層とコミュニケーションが取れる
- 幅広い業務に挑戦できるので、成長の機会が豊富
- 大企業よりも柔軟な働き方が可能(リモートワーク、フレックスタイムなど)
これらの点を自社の採用ページや求人情報にしっかりと反映させ、求職者に「自分が活躍できる場だ」と感じてもらえるようにしましょう。
具体的なアクション:
- 強みをリストアップし、それをキャッチコピーにする
- 求人ページやSNSで具体的なエピソードを使って伝える
- 例:「入社1年目の社員が、新サービスのプロジェクトリーダーに抜擢!」
- 現役社員の声を活用する
求職者が最も気にするのは、実際に働いている社員がどのように感じているかです。そのため、現役社員の生の声を採用活動に積極的に取り入れることで、信頼性を高めることができます。
中小企業の場合、社内の雰囲気や働きやすさを求職者に知ってもらうために、現役社員によるブログやインタビュー動画、SNSでの発信が効果的です。特に、中小企業ならではのアットホームな雰囲気や、社員同士の距離の近さをアピールすることで、親しみやすい印象を与えることができます。
具体的なアクション:
- 社員インタビューを掲載する(特に新卒社員や若手社員の声が効果的)
- 社内の日常をSNSで発信する(例:オフィスの風景やランチの様子など)
- 社員が自社を紹介する短い動画を作成し、求職者にリアルなイメージを提供
- 求人情報を魅力的に作り込む
採用活動において、求人情報の書き方も重要です。ただ単に業務内容を羅列するだけではなく、なぜこの企業で働くことが良いのかを具体的に示すことが求められます。求職者が自分のキャリアビジョンに合った企業かどうかを判断する材料として、以下の点を工夫しましょう。
- 具体的な業務内容に加え、成長できるポイントや学べるスキルを強調
- 会社の将来ビジョンや、その中で社員がどのように活躍できるかを説明
- 写真や動画を多用し、職場の雰囲気を視覚的に伝える
中小企業であれば、特に個々の社員の成長や挑戦の機会を強調することで、「成長志向のある求職者」に刺さる求人情報を作ることができます。
具体的なアクション:
- 成長のストーリーを伝える(例:「入社後3年間でリーダーに成長できる環境」)
- 実際のオフィス写真や社内イベントの画像を活用し、企業のリアルな雰囲気を伝える
- 「求める人物像」を明確に記載し、ミスマッチを防ぐ
- ソーシャルメディアを活用する
SNSは、特に若年層の求職者に対して有効な採用ツールです。Facebook、Instagram、LinkedInなどのプラットフォームを活用して、企業の活動や社内の雰囲気を発信しましょう。企業の規模に関わらず、定期的に情報を発信することで、多くの求職者の目に留まる可能性が高まります。
さらに、社員が企業の魅力をSNSでシェアすることで、自然な形で口コミが広がるという効果も期待できます。中小企業の場合、大企業ほどの知名度がないため、SNSを使って「気になる企業」としてフォロワーを増やしていくことが重要です。
具体的なアクション:
- 定期的に社内の日常を投稿する(例:チームランチ、プロジェクトの進捗報告)
- ハッシュタグキャンペーンを利用し、求職者とのエンゲージメントを高める
- 社員に投稿をシェアしてもらうよう促し、リーチを広げる
- インターンシップや体験入社を活用する
インターンシップや短期間の体験入社は、求職者が実際に会社の雰囲気を体感し、社員と交流できる絶好の機会です。特に、学生や若年層の採用においては、インターンシップを通じて自社に興味を持ってもらうことが採用成功のカギとなります。
中小企業ならではの少人数で密なコミュニケーションを活かし、参加者が多くのことを学び、成長を感じられるインターンシップを設計しましょう。
具体的なアクション:
- 短期間のインターンシップを開催し、参加者に実際の業務を体験してもらう
- 体験入社プログラムを設け、求職者が自分に合った企業かどうかを確認できる機会を提供
- インターンシップ後のフォローアップをしっかり行い、入社意欲を高める
まとめ:まずは小さな取り組みから始めよう!
採用に悩む中小企業でも、自社の強みを明確にし、現役社員の声やSNSを活用して魅力を伝えることで、優秀な人材を引き付けることが可能です。特別な予算や大規模な施策がなくても、日常の工夫や少しの労力で、採用活動を大きく改善することができます。これらの「やるだけでOK!」な施策をまず一つでも取り入れて、採用成功への一歩を踏み出しましょう。
これまでに挙げてきた内容を自力でやるの難しいかもと思われることも多いかと思います。特に最も重要な「自社の強み」は内部から見つからない場合が多いのです。
当たり前に思っていること・できることは強みなのですが、気づくことができない場合が多いです。アクシス社労士事務所では安心の国家資格者(社会保険労務士・弁理士)が伴走して貴社の採用活動をサポートします!