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2023.3.27 / 2023.4.4

この記事の監修

岡田 勝義

アクシス社労士事務所代表

岡田 勝義

社会保険労務士・弁理士

文系学部(経営)と理系学部(電気)卒、社会保険労務士資格と弁理士資格の取得、大企業、中小企業、地方自治体での勤務経験、人柄は「思い立ったら即行動」の体育会気質(大学ではスキー部)でありながらギター・映画・読書をこよなく愛する自称文化人。
現在は、アクシス国際弁理士法人に勤務しつつアクシス社労士事務所を立ち上げ、日々クライアントと伴走する二刀流コーチを行っている。

今回お話ししたい点は、商品やサービスを市場にリリースした後を想定した戦略についてです。

 

成功のジレンマ

ひっそりと大ヒットすることはない

 

例え良い商品・サービスであっても「知らないものは買えない」

従って、プロモーションを行う

顧客だけではなく、競合の目にも触れる

 

競合がそれを見て脅威と感じた場合 対策する?

 

Yes.

 

対策しない→脅威でない→ヒットではない→成功ではない

 

結論:都合よく競合に見つからず、ヒット商品を作り出すことはできない

 

*同一市場に驚異的な商品・サービスが出てきた場合、相対的にそれ以外の売り上げは低下するはずですので、数字を見ていれば必ず気付かれます。

 

競合はほっておかない

 

ある商品・サービスが市場に投入されて売上が好調な場合

 

競合が黙って見ているでしょうか?

 

No.

 

その場合を想定した対策がありますか?

 

 

では想定した対策とは何でしょうか?

典型的には特許権、実用新案権、意匠権、商標権など知的財産権の取得・活用です。

 

なぜなら、原則として模倣自由なところ例外的に模倣者を排除できる制度だからです。

 

一方で、特許権や意匠権の取得には新規性という要件を満たす必要があり、市場に投入した後では権利取得できない場合があります。

 

従って、事前に利益の源泉を生み出す差別化要因が何であるか把握・想定し、対策をすることが非常に重要となります。

そして、そのような制度を上手く活用することができる人材を育成する必要があるのではないでしょうか。

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